無料で使えて便利なGoogleスライドですが、初期設定のままだと使えるフォントの種類が少ないのが綺麗なプレゼンテーション資料を作る上では欠点となっています。
でも実は、デフォルトでは入っていないフォントを無料で追加して使用する方法があるのを知っていましたか?
ということでこの記事では、Googleスライドに綺麗なフォントを追加して使う方法をご紹介していきます。
目次
Googleスライドにフォントを追加する方法
手順は至って簡単で、下記の通りです。
- テキスト編集モードにする
- フォント選択タブを開き [その他のフォント] をクリック
- (任意)文字で [日本語] を選択
- 好きなフォントを選んで追加
サンプルを見ながら設定したい人や、Googleスライドに慣れてない人向けに、画像付きで解説していきます。
テキスト編集モードにする
まずは適当なテキストボックスや図形を選択し、テキストを編集する状態にします。

フォント選択タブを開き [その他のフォント] をクリック
テキスト編集モードにするとリボンにフォント(初期設定だと「Arial」)が表示されるので、ここをクリックして、出てくるタブで [その他のフォント] を選択します。

(任意)文字で [日本語] を選択
プルダウンでフォントをフィルターすることができるので、日本語フォントを追加したい場合は文字を日本語に設定しましょう。
フォントが選べないくらい多く表示されていたものが、日本語に絞ると6つのみになりました。

好きなフォントを選んで追加
追加したいフォントを選択し、[OK] をクリックしましょう。
これだけで、Googleスライドで使えるフォントが追加できます。

ちなみにGoogle Fontsは無料で商用利用もOKなので、ビジネス向けの文書でも安心して使って問題ありません。
推奨設定:マスターでもフォントを変更
通常のスライド編集画面でフォントを変更するとその部分しかフォントが変わらないので、フォントを追加したらマスターで既定のフォントを変更するのがおすすめです。

[表示] > [マスター] でマスター表示に切り替え、フォントを変更すれば、次から追加されるスライドも含めてフォントが変更できます。
これで手間をかけずにファイル全体を通してデザインの統一性が向上するので、フォントを変更する際はぜひマスターで編集するようにしましょう。
Googleスライドにフォントを追加する際の注意点
Google Fontsのすべてのフォントタイプがあるわけではない
Google FontsはGoogleスライド専用ではなく、Webサイト制作を含む様々な用途で利用できるサービスになっています。
全体だと2020年3月現在で996種類、日本語だけでも8種類のフォントがあるのですが、Googleスライドでは全てのフォントが使えるわけではないようです。
ちなみに日本語用のフォントだと、「Noto Sans JP」と「Noto Serif JP」が無いようです。理由は不明ですが、GoogleとAdobeが共通開発したフォントなので、何か大人の事情があるのかも知れませんね・・。
ダウンロードすると表示が崩れる可能性がある
Googleスライド上でフォントを追加した場合、pptxファイルなどでダウンロードして開くと、設定したフォントで表示されず表示崩れが起こることがあります。
これはGoogleスライド上で新しいフォントを追加しても、自分のパソコンにそのフォントが追加されていない場合、追加したフォントを正しく表示することができないためです。
自分のパソコンに対象のフォントがインストールされていれば正しく表示することができるので、表示崩れを防ぐためには Google Fonts のサイトから対象のフォントをインストールしましょう。
詳しい方法は 「無料なのに美しい「Googleフォント」を自分のパソコンで使う方法」 を読んでみてください。
さいごに
無料で使えて共同編集なども簡単にできるGoogleスライドですが、フォント追加など自分で更に拡張して便利に使うことができます。
他にも便利なプレゼンテーション資料作成ツールがあるので、こちらの記事もおすすめです。

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